【ノルウェー旅行】断崖絶壁トロルトゥンガ(Trolltunga)への行き方

ノルウェーの画像を検索していると必ずと言っていいほど出てくるのがトロルトゥンガの絶景です。
高所恐怖症の私には「とてもあんな場所には立てない…」と思っていましたが、行ってきました!立ってきました!
トロルトゥンガのハイキングは、片道10km(往復20km)と普段はあまり歩かない人にとってはハードルが高く感じるかもしれません。けれども、トロルトゥンガやその道中で見ることができる絶景は人生で一度は体験すべき!序盤の登り坂を乗り越えられれば、あとは景色を楽しみながら歩くだけです(天気が良ければですが…)。
今回は、トロルトゥンガへの行き方と、トロルトゥンガでの風景をレポートしますので、ぜひ参考にしてください!
気を付けるポイント!
・事前に天気をチェック!(晴れの日に行くこと)
・バス予約などアクセス方法をチェック!
・時期:6月中旬〜9月中旬
・距離:往復20km(P3から出発の場合)
・所要時間:10−12時間
・必須装備:登山靴、防寒着、食料、水(たくさん)、(携帯トイレ)
トロルトゥンガへのアクセス方法
駐車場はP1、P2、P3の3箇所
トロルトゥンガにはP1、P2、P3の3つの駐車場がありますが、バスを利用する場合はP1/P2、車を利用する場合はP1/P2/P3からハイキングをスタートするのが一般的です。トロルトゥンガまでの距離を考えると、P3からハイキングをスタートする人が最も多いです。
オッダからバスをご利用の方は、公式HPにバスの時刻表およびオンライン予約ができますのでそちらをご確認ください。往路復路ともに5本/日くらい走っています。
車でアクセスする方は、大型車はP1にしか停められません。P3は事前予約が必須で30台しか停められないので競争率が高いです。私達は当日朝6:00頃にP2に到着しましたが、その時点ではあまり車は多くなかったです。
※ちなみにこの日は金曜日でしたが、9:30頃には満車になったそうです。(帰りに駐車場管理人の方に確認しました)
| 駐車場 | トロルトゥンガまで (片道) | 駐車台数 | 駐車料金 (1日) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| P1 | 19km | 227台 | 300NOK | ・大型車はP1のみ駐車可 |
| P2 | 13.5km | 229台 | 500NOK | ・事前予約不要 ・P2↔︎P3有料バス有(登り150NOK/降り100NOK) |
| P3 | 10km | 30台 | 600NOK | ・事前予約が必要 |
P2駐車場
P2駐車場に車を停める場合、下に示した地図の"駐車場券売機"で駐車チケット(500NOK)を購入します。

駐車チケットを車のダッシュボードに見えるように置いて、P3のバス停へ向かいましょう。尚、この先はトロルトゥンガも含めてトイレはありませんので、ここでトイレを済ませておきましょう。

P3へのバスは朝6:30頃から30分置きに出発していますが、下の写真のような20人くらいが乗れるサイズのバスで、半分の席は事前予約の人が乗ります。そのため、到着したらなるべく早くP3バス停へ向かい、並んでおくことをオススメします。※時期によって事前予約ができなかったり、始発時間の変更がありますので、計画の際は公式HPをご参照ください。

P2↔︎P3間は、何台かのバスがピストン運行しているため、30分待たずに次のバス来る度に順次バスに乗って出発する感じでした。P2からP3の坂道は結構きつそうだったので、自信のある方以外はP3からスタートするのが良いと思います。私達は6:30過ぎの2番目のバスに乗ることができ、P3からスタートしました。


P3からトロルトゥンガまでの道
スタートして1kmからの登り坂が難関
P3でバスを降りて、7:00丁度くらいにいよいよトロルトゥンガへのハイキング(往復20km)がスタートです。最初は平坦で、いくつかの橋を渡りながら進んでいきます。1km過ぎた辺りから登り坂が始まり、3km地点まではずっと登りです。ここが一番の難所です!
※1km毎に標識があるので、今どのくらいの位置を歩いているのか、あとどのくらいの距離なのかが分かりやすいです。









3km以降は緩やかなアップダウン
3km地点を過ぎると、その後はトロルトゥンガまで多少のアップダウンはありますが、比較的平坦な道がずっと続きます。
天気が良ければ、途中から対岸や湖の景色が見られるため気持ち良く歩けると思います。
私達が行った日は、トロルトゥンガ到着までほとんどずっと霧がかかった状態でした。結局、10時頃にトロルトゥンガに到着。









トロルトゥンガでの過ごし方
トロルトゥンガの景色
トロルトゥンガに着いたら、多くの人は舌の上に乗って記念撮影をすると思いますが、日中はかなりの行列になります。私達が到着した10時頃は、まだそれほど人が多くなかったため、15分程度待てば撮影できそうでした。
が、この時は天候の差が激しく、霧がかかったり晴れたりを繰り返していたため、「せっかく並んだのに自分の順番の時は霧がかかって全く景色が見れない…」という人が沢山見られました。
なので、トロルトゥンガに着いたらひとまず列に並んでおくことをオススメします。もし、順番が来た時に景色が良くなかった場合、もう一度並び直して再チャレンジすることができるからです。実際、何度も並んで撮り直している人が沢山いました。















トロルトゥンガの撮影スポットは行列必死
トロルトゥンガの撮影スポットに行くには、余程早く着かない限りは行列に並ぶことになります。上にも書きましたが、なるべく早く並んでおくことをオススメします。

私の場合は到着して2時間くらい経った後に並び始めため、約40分くらい並んでようやく撮影スポットに辿り着きました。
行列の様子とカメラマンエリアを角度を変えて何枚か下の写真でまとめてみました。








私の場合は、妻が高所恐怖症でトロルトゥンガの上には行けないということだったので、妻に撮影をお願いしましたが、周りの人は知らない人同士、スマホをお互いに託して写真を撮り合っているようでした。中にはスマホの画面ロックがかかった場合のために、パスワードを教え合っている人もいたそうです。(ただ、その人は「One,One,One,One...」と言っていたようなので、その時だけパスワードを変えていたっぽいですが、でもスマホを預けるのは不安ですよね…)
ちなみに私も高所恐怖症ですが、写真からも分かるようにトロルトゥンガの上を実際に歩いてみると、少し上り坂になっていて先が見えないのと、結構幅が広いので全然怖さは感じませんでした。逆に、カメラマンエリアの方が断崖から撮影する必要があるため、そっちの方が危険かもしれません。
帰り道は天候が回復したため、絶景を見ながら帰ることができました!(そのうち写真を追加します…)
まとめ
以上、トロルトゥンガへの行き方とトロルトゥンガでの過ごし方についてのレポートでした。
この日の往路はトロルトゥンガまでずっと霧が続いていたため道中の景色が見れませんでしたが、その分、霧が晴れてトロルトゥンガの景色が見えていく様子が美しく、「これはこれで良かったなぁ」と思いました。
往復20kmの道のりは長かったけど、トロルトゥンガで見ることができる美しい景色はその苦労に充分見合ったご褒美だと思います。是非、トロルトゥンガへ行って、素晴らしい絶景とスリルを楽しんでいただければ嬉しいです。
※このレポートを少しでも参考にして頂けたら幸いです。

