【ノルウェー旅行】Ryten(ロフォーテン諸島)登山ガイド|Kvalvikaビーチトレッキング

Information

この記事のノルウェー旅行は2025年7−8月のものです。最新情報については、各施設の公式HPをご参照ください。

“世界で最も美しい場所”のひとつとして知られているロフォーテン諸島。
そのロフォーテン諸島で登山とビーチの両方を楽しむことできるトレッキングルートの1つがRyten(ライテン)/Kvalvikaビーチです。
Ryten山頂付近やKvalvikaビーチからの登りは傾斜がきつい箇所もありますが、4〜6時間程で往復できるのと、Reinebringenほど人が多くない、且つ緩やかな傾斜が多いので歩き易くてオススメのトレッキングです!
この記事では、Ryten/Kvalvikaビーチトレッキングの行き方、見所(景色)などをお届けします。

Ryten登山

<Ryten/Kvalvikaビーチトレッキングのポイント>

  • 所要時間の目安 Rytenまでのピストン:約4時間、Ryten〜Kvalvikaビーチを回るピストン:約6時間
  • Ryten登山口←約2時間→Ryten山頂←約1時間→Kvalvikaビーチ←約2時間→Ryten登山口 ※移動時間のみの目安
  • RytenからKvalvikaビーチまでの道に注意(迂回路を推奨します)
  • 人気ルートだが、それほど人は多くない(でも人が少ない早朝がオススメ)
  • 上着を用意する(山頂は風が強く気温も低い)
  • トレッキングシューズ推奨(石段で下りは滑りやすい)
  • 途中にトイレ、水場は無い

Rytenへのアクセス

Ryten は、ロフォーテン諸島のモスケネス島北部に位置するFredvangからアクセス可能な標高543mの山です。
私たちはレンタカーを借りていましたので、レンタカーでInnersandの駐車場に車を停めてRyten/Kvalvikaビーチへのトレイルへ向かいました。
ちなみに私達がRyten/Kvalvikaに行ったのは8/1(金)でしたが、朝7:00頃にInnersandの駐車場に到着した際は駐車場はガラガラでした。
※但し、7月などバカンスシーズンでは混雑することもあるようなので早めがオススメです。

登山ルート

今回の登山ルートを下の地図に記します。
私達は、Innersand駐車場からRyten山頂へ行き、その後Kvalvikaビーチへ降りた後、Innersand駐車場へ戻るルートにしました。
後述しますが、Ryten山頂からKvalvikaビーチへの道は、googleで検索するとショートカットできそうだったため、試してみたのですが、途中から道が無くなり、大変なことになりました。
そのため、下の青線で示すような迂回路で行く方が結果的に早くビーチに着くはずです。

また、近くのFredvangという街からも登山道があるようですが、少し距離が長くなりますのでご注意ください。

Ryten/Kvalvikaビーチトレッキングルート

参考として、私達の行程と時刻を記しておきます。
Innersand駐車場出発(7:00) → Ryten山頂到着(9:00) → Ryten山頂出発(10:00) → Kvalvikaビーチ到着(11:00) → Kvalvikaビーチ出発(11:30) → Innersand駐車場到着(13:30)

Rytenハイキングの道中にトイレはありませんので、Innersand駐車場でトイレを済ませておきましょう!

  • Ryten登山口(Innersand駐車場) → 約2時間 → Ryten山頂
  • Ryten山頂 → 約1時間 → Kvalvikaビーチ
  • Kvalvikaビーチ → 約2時間 → Ryten登山口(Innersand駐車場)

7:00- Innersand駐車場〜Ryten山頂

朝7時にInnersand駐車場に到着。
管理人のおじさん曰く、この日の1番乗りだったようです。
駐車場代は100NOK(2025年8月当時)。現金で払ったら「キャッシュで払う人なんか久しぶりに見た」と言っていました。
田舎の小屋のような見た目ですが、小屋の前に「PAYMENT」の文字があるように、カードでの支払いが可能(主流)です。

Innersand駐車場

上の写真の通り、7時の時点では辺り一面が真っ白の状態。
山頂はもちろん、周りの景色は全く見えない状況でしたが、我々にとっては本日がロフォーテン諸島最終日のため”行く!”しか選択肢はありません。

駐車場のおじさんに「この視界だから方向見失わないようにちゃんと登山道に沿って歩いてね」と言われ、「毎朝こんな霧なんですか?」と尋ねたら「そんなことはないけど、朝霧は数時間で流れることもあれば、何日も続くこともあるから分からないよ。ただ今日は霧の上の方は明るそうだから、もしかしたら山頂は晴れてるかも。」と。
晴れることを祈って、いざハイキング出発です!

ちなみに上の写真の駐車場を入った後、右奥にある建物にトイレがあります。
トレッキングの道中にはトイレが一つもないので、ここで済ましておきましょう!

RYTENのサイン

駐車場に表示されている「RYTEN」のサインの方向に向かって、ハイキングスタートです。
最初は下の写真のような木道が続きます。
ぬかるんでいる場所が多いので、木道があると歩き易くて非常に助かります。
ちなみに、写真にある「M」の標識の箇所は対向者とすれ違うためのポイントを示しています。
基本的に木道は1人分の幅しかないため、対向者が来た際は「M」のポイントで待機しましょう!

Innersand駐車場からのルート

5分ほど歩いて木道を抜けると、石が多めの道に出ます。
少しだけ歩きづらいですが、雨の後などは石があった方が歩きやすいですね。

Ryten序盤のルート

しばらく歩くと土がメインの道になります。
歩きやすいですが、この時の視界はご覧の通りほぼゼロでした。
私の妻も周りの景色が全く見えないためにテンションがダダ下がりです・・・
「天気予報だと良くなるはずだから大丈夫だよ。」と慰めの言葉をかけつつも不安の中登っていきます。

一面が霧の状態

スタートから40−50分くらいの間はこんな感じの真っ白な中をひたすら進んでいきました。

Rytenへ向かう道中

スタートから1時間程歩いた辺りで、少しだけ視界が広がってきました。
少し遠くの景色も見えてきます。

霧の中のRytenルート

さらに進むと、どうやら雲のエリアを抜けたようで、少しだけ青空が見えるようになってきました。

雲海の景色

雲海の景色が広がり、妻の機嫌も良くなってきました。
天気予報が当たったようでホッとします。

雲海を抜けた景色

時折、”Ryten”の標識がありますが、基本的には分かりやすいルートです。
※分岐があるような場所には標識がありました。

Rytenの標識

視界が開けると下の写真のような感じで緑が広がる景色が見渡せて、とても気持ちよく歩けます。
結果的には、雲海が広がる中で幻想的な感じが出ていてとても良かったと思いました。

Rytenの木道ルート

この辺りは比較的平坦な木道が続くため、歩くのもとても気持ち良いです。

Rytenの木道

奥の方に青空が広がってきました。

Rytenの木道

雲の隙間から光線が差し込み、雲海に降り注いでいます。素晴らしい景色!

Rytenの景色

この辺りから徐々に登り基調になってきます。
急登ではないですが、じわじわ効いてくる感じの登りです。
※既に暑くなっていたので、長ズボンをめくりあげて登ってました。

Rytenの景色

左奥の方に急峻な山が見えてきました。
さらに登っていきます。

Ryten山頂へのルート

すると、ビーチが少しずつ見えてきました!

Ryten途中の景色

さらに登っていくとこんな感じ。
あそこがKvalvikaビーチです。(この後行きます。)

Rytenからのビーチ

もう少し登っていくと、崖の所に岩場があります。
下の写真の右側にある小さく突き出ている岩はミニトロルトゥンガとも言われているそうですが…
※だいぶミニですね。

Rytenのミニトロルトゥンガ

朝早く出発していたので、周りには誰もいませんでした。
しばらく二人占めできました!

RytenからKvalvikaビーチ

ミニトロルトゥンガの上でKvalvikaビーチを眺めます。
山間からは雲海がこぼれ落ちているように見えますね。
僕たちはビビリなので、ミニトロルトゥンガの先端には座れませんでした…

ミニトロルトゥンガとKvalvikaビーチ

スーパーで買っていたパンにハムとチーズを挟んでサンドイッチを食べます。
我々のハイキングの定番の行動食です。
景色が良い場所で食べるサンドイッチはやっぱり美味しいですね。

Kvalvikaビーチをバックにサンドイッチ

9:00- Ryten山頂

30分ほど過ごしていると、他の人たちが登ってきましたので、我々は山頂を目指してさらに上に登り始めました。
とはいえ、5分くらいですぐ山頂に到着です。
三角点のようなものは無かったのですが、ケルンがあった辺りが高そうだったのでこの辺でしょう(笑)

Ryten山頂のケルン

西の方角は海が広がっています。

Ryten山頂付近

さらに北に少し歩くとこんな景色が広がっていました。
緑一面の急峻な丘に雲海が乗っています。
こんな景色はなかなか見ることができません!

Ryten山頂からの景色

180度振り返るとこんな感じ。
写真の真ん中辺りにテントがあるように、山頂にテントを張って泊まっている人もいました。
水場などは無いのですが、こんな場所でキャンプできるなんてロケーション的には最高ですね!

Ryten山頂の様子

10:00- Ryten山頂〜Kvalvikaビーチ

さて、Ryten山頂(543m)からKvalvikaビーチ(0m)までこれから下っていきます。
基本的には登りと同じルートを下っていくルートになります。

Rytenからの景色

こんな感じの道なので、土が露出している所がルートになっています。

Rytenからの下りルート

ビーチが見える崖に沿って、登山ルートが伸びているように見えますので、私達もルートに沿って降りていきました。

Rytenからの下りルート

途中で左側へ逸れるルート(登ってきたルート)がありましたが、事前にgoogleで検索した他の人のブログを見るとショートカットできるルートがありそうだったので、私達は右側の崖沿いのルートを進んでいきました。

Rytenからの下りルート

こんな感じでルートが続いているので、下まで続いているのだろうと思っていました。

Rytenからの下りルート

ビーチが少しずつ近づいてきました。

Kvalvikaビーチ

しばらくルートに沿って下っていったのですが、少しずつルートが分かりにくくなってきました…

Rytenからの下りルート

さらに降りていくと、岩場が多くなって完全にルートを見失いました…

Rytenからの下りルート

ただ、ここまで降りてきてしまったからには戻る気にもなれず、岩場を懸命に降りていきました。
下の写真のような斜面をゆっくり降りていきましたが、絶対に真似しないでくださいね。
※このページの上の方でルートマップを載せていますが、迂回路を使った方が間違いなく早くビーチに着きます。

Rytenからの下りルート

なんとか正規のルートに合流して一安心です。
ここからは階段のルートを使ってビーチまで降りていきました。

Kvalvikaビーチ

この階段道は結構長いので、「降りるのは良いとして、帰りはこれを登らないと行けないのか…」と思いながら下っていきました。

Kvalvikaビーチ

そんなことを考えているうちにビーチ(海抜0m)まで降りてきました。
右下の標識には、「この湧水は安全でないため、煮沸するか殺菌してから使用してください」と書いてあるようなので、そのまま飲まないよう注意してください。

Kvalvikaビーチ

ビーチはこんな感じです。
他の人はポツリポツリと数人いましたが、海に入っている人はほぼいませんでした。
写真には写ってませんが、テントもいくつか点在して立っていて、ここでキャンプする人もそこそこいるようです。(確かにRyten山頂よりは水もあるので便利そうですね。)
20分くらいビーチでのんびり過ごした後、ビーチを後にしました。

Kvalvikaビーチ

11:30- Kvalvikaビーチ〜Innersand駐車場

ビーチからの帰りのルートは、降りてきた階段をひたすら登っていきます。
これが結構キツかった。
この頃は陽射しも強く、ずっと階段を登っていく必要があるため、階段の途中で休憩しながら少しずつ進んでいきました。
妻が日傘をさしてくれたので、こまめに水分を摂りながら休憩することができました。
晴れている時は水を多めに持っていくことをお勧めします。

KvalvikaビーチからRyten

下の写真の左上がRytenになります。
「あんなに上から降りてきたんだなぁ」

Ryten

階段を登っていくと途中で「工事中」のサインがあり、木道を迂回する道なき道を進んだりもしました。
基本は歩きやすい道が多いですが、こういうこともあるのでちゃんとしたトレッキングシューズは必須です!

通行止め

ようやく山の中腹まで登ってきました。
ここまで来たら、あとはほぼ平坦な道が続きます。

Ryten木道

往路の時はほぼガスっていたので景色を楽しむことはできませんでしたが、帰りのルートは青空が広がっていて、遠くまでクリアに見渡すことができました。
「こんな所から海が見えたのねー」という感じで行き帰りの景色が違ったのも、結果的には良かったです。

Ryten木道

天気が良くなってきたからか、途中からすれ違う人も増えてきました。
私達がビーチに寄り道していたからか分かりませんが、帰りのルートも何故か人が沢山増えています。
innersand駐車場が見えるところまで戻ってきました。あともう一息です。

Ryten帰路

下の写真の真ん中あたりがinnersand駐車場です。
その奥にとても綺麗なビーチがあるということをこの時初めて知りました(笑)
緑がいっぱいでとても気持ちが良いです!

Ryten帰路

ゆっくり迂回しながらinnersand駐車場へ向かいました。

Ryten帰路

ノルウェーらしさのある、草屋根&赤いお家があります。

Ryten帰路

最後に、また”M”の文字が沢山ある木道を渡ってゴールしました!

Ryten帰路

まとめ

以上、Ryten/Kvalvikaビーチトレッキングの様子をレポートしました。
Rytenは傾斜も緩やかで人も少ないため歩きやすく、様々な景色を見ながら歩くことができるオススメのトレイルです。
レンタカーが無いと少しアクセスしにくいかもしれませんが、私達がロフォーテン諸島で歩いた3つのトレッキングの中では最もオススメするトレッキングでした。
ロフォーテン諸島でビーチトレッキングを探しているなら、この山が候補のトップになるでしょう!

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