【ノルウェー旅行】フィヨルド、トロルトゥンガ!レンタカー6日間で巡った観光モデルコース

トロルトゥンガ

2025年の7月−8月にかけて、10年に1回取れる2週間の休暇を利用してノルウェー旅行(自由旅行)に行ってきました。

「人が定住する最北の地」とも言われるスバールバル諸島や、有名な4大フィヨルドのあるノルウェー本土南部、そして北部のロフォーテン諸島とノルウェーを満喫しました!

今回は、【ノルウェー本土南部編】として、6日間を過ごしたノルウェー本土南部での観光日程についてレポートします。

レンタカーで周遊したルートマップ

オーレスン空港でレンタカーを借り、基本は右回りで周回。帰りのルートで再度ガイランゲルに向かったため、結果的に"8の字"形状のルートマップとなりました。
立ち寄りスポットにマーキングしていくので、ノルウェー旅行を計画している方はご参考にしてください!

Day1:オスロ→オーレスン→ガイランゲル→オルデン

8:40 オスロ(OSL) → 9:35 オーレスン(AES) 飛行機移動

前日、スバールバル諸島からオスロへ移動し、オスロ空港近くのホテルで宿泊。翌日朝の飛行機でオーレスンへ移動。
オーレスン空港でレンタカーを借り、ガイランゲル方面を目指して移動開始。

12:30- トロルの壁

オーレスン空港から2時間程度でトロルの壁に到着。この日は天気がとても良く、今年はヨーロッパの熱波と重なりとても暑い日となった。気温は28度とかだったと思う・・・。トロルの壁を見ながら、スーパーで買ったお昼ご飯を食べる。

14:30- トロルシュティーゲン

トロルシュティーゲンへ向かう道中は、下の写真で見える奥側から手前に向かってくるルートで移動。道が狭いため、途中からは片側を交互に進む形となり、思ったより時間がかかった。さらに坂を登り切った後、トロルシュティーゲンの駐車場に入るための行列で30分くらい待ちぼうけ。結構疲れたけど、景色はとても良かった。

17:30- ガイランゲルフィヨルド

トロルシュティーゲンからガイランゲルに向かう道中で初めてフェリーに車ごと乗って移動。フェリー移動の時に、景色を見ながら風が当たっているのが気持ちよかった。トロルシュティーゲンでの渋滞が影響して、ガイランゲルに到着したのが17:30頃。本当はトレッキングをしたかったが、この日の宿はまだまだ先にあるため、ルックポイントを見る程度にとどまる。帰り(4,5日後)にまた立ち寄ろうと妻と話して先を急ぐ。

20:30- オルデン泊(ノールフィヨルド)

この日の宿泊先はノールフィヨルドにあるオルデン。ミネラルウォーターの源泉地としても有名な場所らしい。到着時は青空も見えていたが、この後ものすごい雨が降る。

Day2 オルデン→ウルネス木造教会→ステーガスタイン展望台

8:00-10:00 オルデン

前日夜から雨が降ったせいなのか、朝のオルデンはモヤがかかって神秘的な景色でした。天気予報だと、この日からずっと雨になっており、妻のご機嫌がかなり斜めに。それならいっそのこと、「これからポルトガルに移動する?」と半分本気で妻に提案してみたが、「なんでやねん!」と一蹴され、予定通り南下する。この後、意外と天気は良かった(悪くはなかった)ので、結果的にアホなことしなくて良かった。
また、このあとの日程の天気予報を考慮して、この日はなるべくトロルトゥンガの近くまで移動することに決定。

14:00- ウルネス木造教会

『アナと雪の女王』のお城は、ノルウェーの木造教会がモデルとされているらしく、現存する最古の木造教会がウルネスにあるという。ただし、ウルネスへのアクセスはちょっと面倒で、近くのソルボルンという港町からフェリーに乗る必要があるため、まずはソルボルンへ向かった。
1時間に1本のフェリーに丁度間に合いそうな時間に到着するも、フェリーが小さくて車が8台しか乗らないため乗れず。帰りのことも考えると、車で向かうのはリスク大と判断して、少し離れた教会にある駐車場に車を置いて、次のフェリーに乗ってウルネスへ。
この日はとても暑くて、フェリー乗り場から20分程度のなだらかな登り坂でバテてしまった。

18:30- ステーガスタイン展望台

ウルネスで時間を消費したため、フロムで過ごす時間が削られてしまった・・・。とりあえず、有名な展望台に向かう。
道中、トンネルに入る前に標識に"24.5km"と書かれていて、「ん?そんなに長いの?見間違えた?」と思ったら、ホントに24.5kmのトンネルだった。あとで調べてみたら、"ラルダールトンネル"という世界で一番長い道路トンネルらしい。
ノルウェー走ってて思ったのは、ホントにトンネルが多いってことと、トンネルが暗くて狭くて走りにくい、眠くなりやすい、ってこと。なので、ノルウェーで運転する予定の方はご注意ください!!
あと、ステーガスタイン展望台へ向かう道も狭すぎる!!対向車とすれ違えないので、昼間の混雑する時間帯だと相当時間がかかると思います!!

22:00- ロフトフース泊

この日も結局、移動に時間がかかり、夜遅くにホテルに到着。ほぼ白夜なので日没は23時頃。翌日のトロルトゥンガに備えて、すぐに就寝した。

Day3 トロルトゥンガ→オッダ

6:00-17:30 トロルトゥンガ(トレッキング)

朝5:30に宿を出て、6:00にP2に到着。予約できてなかったけど、P2からP3へ向かうバスの始発(6:30)に乗れた。
P3からトロルトゥンガまで片道10kmのトレッキング開始。最初の1kmから2kmにかけての上り坂を越えると、あとは緩やかなアップダウンの道がずっと続く。この日の往路はほぼ濃霧で景色はほとんど見えなかったけど、トロルトゥンガに到着した10時頃から少しずつ晴れ間が見えてくる。
トロルトゥンガでは順番待ちの列が長く続く。私が並んだときは40−50分くらい待ちました。高所恐怖症なのですが、実際にトロルトゥンガの上を歩くと、幅が広くて上り坂になっている(先が見えない)ので、全く怖くなかったです。
一人で来ている人は、お互いに写真を撮ってくれる人を見つけて並んでいたので、スマホ持ち逃げされる心配はありますが、旅の仲間として信頼できる人は多そうな印象でした。

19:00- オッダ泊(キャンプ)

トロルトゥンガで往復20km以上歩いたので、この日は近くのオッダのキャンプ場に宿泊。設備は良いとは言えないけど、最低限は揃っていて悪くはなかったです。

Day4 オッダ→ベルゲン→フェールデ

9:00- ステインスダルス滝

前日まで南下してきたけど、この日から折り返して北側(西側?)へ進む。ベルゲンへ向かう道中、ステインダルス滝に立ち寄る。
ここは滝の裏側に入れるところ。この日は水量が少なかったけど、他の人の写真を見てると数倍の水量の写真もあったので、雪解けの季節だと迫力満点かもしれません。

11:30- ベルゲン(ブリッゲン地区)

都市に興味のない妻も「せっかくなら寄って行きたい」と言っていたベルゲンに到着。有名なブリッゲン地区の建物の構造が面白くて、ブラブラ。中にあるお土産屋さんを覗いたり、この旅行で初めてレストランに入って昼食を食べて過ごした。
このレストランは写真のバカラオ(ノルウェー料理)が有名らしく、妻が注文して食べてすごく気に入っていた。僕は白身魚を食べたけど、こっちの方が好きだったかな。

18:30- フェールデ泊

ベルゲンから北上し、この日はフェールデまで行ったところでホステルに宿泊。この道中は東側のフィヨルド地形とは違うのか、良くある海外の田舎道という感じで、個人的には東側の方が好きなルートだった。

Day5 フェールデ→ガイランゲル→ルンデ島

12:00- ヘッレダレン(Hjelledalen)

この日は、初日にゆっくり見れなかったガイランゲルへリベンジ。道中の高原地帯に草屋根の建物とヒツジの群れ(家族)が居て癒される。

13:00- ガイランゲル(再訪)

2度目のガイランゲル。フィヨルドセンター近くの駐車場に停めて、滝を見ながら歩いて下る。キャンプ場があったり、豪華客船が止まっていたりするけど、街はすごく小さくて15分くらいで回れてしまう。途中で美味しそうなサンドイッチを買って食べた。

20:00- ルンデ島(キャンプ)

この日のゴールはルンデ島。2018年にアイスランドへ旅行した際に心残りとなっていたパフィンを見るため、オーレスン西部にあるルンデ島に向かう。キャンプ場に泊まる予定だったので、埋まってしまう前に早めに着く予定だったが、ルンデ島に渡る橋の手前で後ろからバイクに追突されてしまう・・・。幸いバイクの運転手は軽傷で済んだのだけど、救急車と警察による質問などで1時間くらい足止めを食ってしまった。
パフィンのピークは巣に戻ってくる20−21時頃とのことだったが、20時前にキャンプ場に到着。既に"満席"の表示がされていたが、妻が「ちっちゃいテントとちっちゃい車だから。どこでも良いから泊めてください!!」とオーナーに懇願して何とか泊めてもらった。
オーナーのおじいちゃんが「パフィンを見るなら人が少なくなる21時くらいに行きな。」と言っていたが、焦る気持ちを抑えられず、20時過ぎにパフィンを目指して出発!30分くらい歩くと、パフィンの巣に到着した。
7年越しに見ることができたパフィンは小さくてとてもカワイイ!!一生懸命飛んでいて、着地の時はツルッと滑ったりして、ドジなところが愛らしかった。結局、23時くらいまでずっと見てた。

Day6 ルンデ島→(フェリー)→オーレスン

10:00- ルンデ島

最終日はゆっくり過ごすことに。キャンプ場で朝ごはんを食べて、ちょっとゆっくりしてからオーレスンに向かう。

12:00- オーレスン(Godøy島)

フェリーを乗り継いでオーレスンの西側にある島をブラブラ。オーレスンの都市部に行く話もあったけど、妻と「人が多いところはイヤだね」って話して、人の少ないところでゆっくり過ごすことにした。天気は良くなかったけど、芝生の上でお昼寝したり、のんびり過ごした。

19:00- オーレスン空港(スマートホテル泊)

翌日は朝の飛行機だったため、オーレスン空港にあるスマートルームというホテルに宿泊。シンプルな作りだけど、設備は整っていて快適に過ごせた。しかも安い!(2人で10,000円以下)

まとめ

以上、ノルウェー南部をレンタカー周遊して過ごした6日間のプラン紹介でした。
車での移動距離が長かったり、途中で車ごとフェリーに乗ったり。時間のコントロールが難しくて、観光スポットで十分に時間を取れないことも多かったけど、妻と二人でトロルトゥンガに行けたり、7年越しでパフィンを生で見ることができて充実した6日間となりました。
ノルウェー南部をレンタカーで運転して感じたのは、運転がしやすいこと。みんな制限速度(大体80km/h)を守っているし、交差点のほとんどがラウンドアバウト(環状交差点)だったので、信号がほとんどなかったです。(初めて信号を見たのが4日目のベルゲン!!)
あと、トンネルがとにかく多くて、暗い。(これはあまり好ましくなかったです)
いずれにせよ、自然が好きな私たち夫婦にとっては、大変満足できる6日間でした。
各地の詳細については、また別途レポートできればと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!