【ノルウェー旅行】初めてのスバールバル諸島!4日間で巡った観光モデルコース

bear sign

2025年の7月−8月にかけて、10年に1回取れる2週間の休暇を利用してノルウェー旅行(自由旅行)に行ってきました。

「人が定住する最北の地」とも言われるスバールバル諸島や、有名な4大フィヨルドのあるノルウェー本土南部、そして北部のロフォーテン諸島とノルウェーを満喫しました!

今回は、【スバールバル諸島編】として、4日間を過ごしたスバールバル諸島での観光日程についてレポートします。

Day1:オスロからロングイェールビーン 市内観光

8:35 オスロ(OSL) → 11:30 ロングイェールビーン(LYR) 飛行機移動

前日、日本からオスロへ移動し、オスロ空港近くのホテルで宿泊。翌日朝の飛行機でロングイェールビーン(スバールバル諸島)へ移動。飛行機からの景色は絶景で、地球の果てに来た!と体感しました。

12:30- ホステルチェックイン

空港から出ているバスに乗り、宿泊先のホステルへ移動。ロングイェールビーン中心地のホテルは高額のため、少し離れたホステルに3連泊することにしました。中心街までは徒歩で約30分のため、毎日歩くのはちょっとしんどいかも・・・

エアポートバスの時刻表: https://svalbardbuss.no/
※片道 大人:110NOK、学生:75NOK、子供(14歳まで):45NOK

13:00- 市内観光

ホテル近くのベアサインを見た後、市内中心部へ徒歩移動。お土産屋さんやスーパーなど、思ったよりも多くのお店がありました。
その後、お散歩がてら東部にある湖畔のベアサインを見に行く。歩くと結構遠くて、街から約30分かかって到着。途中で見たことない種類の鳥に会ったり、犬ぞりに遭遇。
ノルウェーでは、それぞれのお家にポストがあるのではなく、10−20戸ごとにある程度まとまってポストが設置されているみたい。
7月だけど気温は6度、風が強くて流石に寒い!この日はくもり貴重だったけど、15時過ぎくらいから青空が見えてきて妻のテンションが爆上がり!!

18:00- ホステルで夕食

市内をブラブラしてスーパーに寄ったあと、徒歩30分かけてホステルに戻る。
翌日に予約していたツアー会社から連絡が来ていて、一番楽しみにしていたトレッキングツアーが「ボートの故障で対岸に行けない」ため催行中止とのこと・・・。明日の予定が消えたため、何するか考えないといけなくなった。
気を取り直して、ホステルのキッチンで棒ラーメンを作り、購入したチキンウィングとマッシュポテトとともに夕食をいただく。市内のレストランはちょっと手が届きそうにないので、旅行中は質素な夕食が定番です。

Day2 市内観光→半日ツアー

7:30- ホステルで朝食

ホステルの朝食が思っていたより良かった。ノルウェーのホテル(ホステル含む)に泊まった感想として、他の国よりどこのホテルも朝食のレベルが高かった。※皆さんが満足できるかは不明ですが・・・、私たちは大変満足しました!!
その後、今日のツアーが急遽中止となったため、何か参加できるツアーを探すもなかなか見つからず。結局16時から、ロングイェールビーン周辺を巡る3時間のツアーに予約しました。

10:00- 市内観光

昨日、行っていなかった西側方面へ徒歩でお散歩。結局、市内にある全てのベアサイン(4箇所)をコンプリートした。その後は、スーパーで買っておいたお昼ご飯を食べたり、教会、炭鉱所、小学校などを回りながらツアーの時間まで街ブラ。間近にトナカイを見ることもできました。写真には撮れなかったけど、北極キツネも見れました。
スーパーの近くにショッピングモールもあって、お土産屋さんで夫婦それぞれが気に入ったスウェット・Tシャツを購入した後、デイツアーの集合場所に指定した"Visit Svalbal"に向かう。
ちなみに、この日は日曜日。日曜日のスーパーは15−18時までの3時間しか開いていないので注意が必要です。

16:00- デイツアー(第7炭鉱所、世界種子貯蔵庫など)

デイツアーの参加者は我々2名のみ。貸切状態でラッキー!!ガイドさんのお勧めのスポットに向かいつつ、止まりたい所があったら気軽に言って、と言ってくれて、色んな情報を教えてくれた。

  • 元来、炭鉱の町として栄えたロングイェールビーン最後の第7炭鉱が環境への配慮から25年7月に閉鎖になった。その結果、現在スバールバルは本土からディーゼルを輸入している。太陽光発電は"極夜のため"、水力発電は"不安定な永久凍土上にダム建設ができないため"、地熱発電は"火山活動が無いため"、風力発電は"鳥類の移動経路に影響を与えるため"、スバールバルでは再生可能エネルギーによる発電が困難な状況にある。
  • 炭鉱時代に使用されていたドラム缶や鉄パイプなどの残骸があちこちに転がっている(ゴミにしか見えない)が、これらは法律で文化遺産とされており、勝手に撤去したら逮捕されることになる。
  • 世界種子貯蔵庫は永久凍土内に建設されているが、温暖化の影響による永久凍土の融解で適切な温度を維持できなくなり、貯蔵庫の温度を下げるための冷却装置が別途建設された。
  • オーバーツーリズム解消のため、500人乗りの船までしか入港できない規制が策定され、2026年夏から施行される。
  • スバールバルで走っている車はほぼトヨタ。唯一ディーラーがあることはさておき、トヨタ車はとにかく壊れないとのこと

20:00- ホステルで夕食、ゲストハウス仲間と談笑

デイツアー後、ホステルまで送ってもらい、この日もホステルのダイニングルームで夕食。ダイニングルームにいた中国人の旅行TickTockerと仕事を辞めて旅行をしているエジプト人と夜遅くまで談笑。その他にも、家が無くワーケーションしながら生活するポーランド人など、世界には色んな人が居ること、世界の広さ・自由さを感じて嬉しくなった。

夕食のほうれん草入り棒ラーメン

Day3 日帰りトレッキングツアー(Nordenskiöldtoppen)

9:00- トレッキングツアー(Nordenskiöldtoppen)

朝9:00にホステルまで迎えに来てもらい、一旦、事務所に行って説明を受けた後、トレッキング(約10km)開始。Nordenskiöldtoppenはロングイェールビーン近郊で最も標高の高い山(1,051m)。晴れた日にはすごい絶景が見えるはずなのだが・・・、残念ながらこの日は曇り→雨。山頂付近の尾根伝いを歩いている間はずっと霧のような状態で絶景は見れず・・・。でも、化石を見つけたり、サテライト施設やうっすらとだけど山々を見ながら歩くルートは達成感のあるトレッキングでした!

17:00- ホステル帰宅

17時にホステルに戻り、翌日の最終日に何をするか妻と相談。せっかくなので、奮発して"グレイシャーサファリ"に参加しよう!ということになり、この日も夕食を食べながらホステル仲間と話して過ごしました。

Day4 日帰りツアー(グレイシャーサファリ)

9:00- デイツアー(グレイシャーサファリ)

最終日、朝9:00にチェックアウトし、荷物をホステルに預けてグレイシャーサファリへ出発。事務所で説明を受け、宇宙服のような防寒着に着替えてボートに乗って出発。写真には撮れなかったけど、ボートで移動中にパフィン(可愛らしい鳥)が海上で狩りをしているのを目撃してテンション上がる!ボートは結構な速度で風を受けるため、顔がかなり寒い。フルフェイスの防寒具が必須。
氷河が崩壊する崩落する度に銃声のような爆発音がした。

19:35- ロングイェールビーン(LYR) → 22:30 オスロ(OSL) 飛行機移動

デイツアー後、ホステルまで送ってもらい、帰りの時間までホステル内で過ごす。ホステル仲間や受付の人に聞くと、2人ならバスよりもタクシーの方が安いとのことで、タクシーを手配してもらう。結局、ホステル内の他のグループ(計3グループ)で相席となったため、結局バスの半額くらい(2人で110NOK)に安くなった。

まとめ

以上、初めてのスバールバル諸島を過ごした4日間のプラン紹介でした。
一番行きたかったトレッキング(Hiorthfjell)が中止となり、もう一つのトレッキング(Nordenskiöldtoppen)も天候に恵まれず、不完全燃焼の部分もありましたが、地球の果てを体感できる4日間でした。
行ってみて分かったことですが、デイツアー以外にも数日〜10日程度でキャンプしながら他の島でトレッキングするツアーなど、まだまだ沢山のアクティビティがあることが分かり、いつかまた行ってみたい!と思える場所でした。
そのうち、それぞれのツアー内容詳細についてもレポートできたらと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!